僧侶紹介・ご挨拶 – 浄土真宗本願寺派 新井山 願海寺 浄土真宗本願寺派 新井山 願海寺

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僧侶紹介・ご挨拶

ごあいさつ

浄土真宗は今から約800年前に、宗祖・親鸞聖人によって開かれました。

親鸞聖人は9歳でご出家され比叡山での20年に渡る修行を積まれましたが、自身の救いの道を見出すことができなかったそうです。絶望の中で山を降り、「誰もが平等に必ず救われていく」という専修念仏の教えを説かれた法然聖人と出会いお弟子となられました。そこから専修念仏への弾圧などの御苦難もありましたが、たくさんの御書物も著され、90年の生涯をお念仏の道一筋に歩まれました。

願海寺のある越中富山は、古来より立山信仰があり、宗教的風土が豊かに成熟した場所です。

越中には、新潟時代の親鸞聖人の直弟子・越中三坊主(願海房・持専房・極性房)を中心とすると思われる水橋門徒がいたことが知られ、本願寺教団の成立に先だって真宗の教えが広まっていました。その後の蓮如上人のご布教もあって本願寺教団が越中全域に広まり根付き、「真宗王国」とまで呼ばれたほど真宗興隆の地となりました。

しかしながら、戦国時代には戦地となり荒れ果てたり、明治時代初頭の廃仏毀釈では多くの寺院が取り壊されるなどの宗教弾圧に苦しんだり、第二次世界大戦における富山大空襲では市街地がほぼ壊滅してしまうなど、想像を絶する多くの困難もありました。その中でも、越中富山の人々は阿弥陀如来のお慈悲をよりどころとし、お念仏と共に乗り越えてきたのです。

専修念仏の教えは、平安末期の末法思想と、大きく世が乱れ人々が苦しむ中で育まれたものです。貧富の差が大きくなる一方の格差社会の現代は、貴族が富み、民衆が餓死するという平安末期の状況と悲しくも重なって映ります。物質的には豊かな暮らしを手に入れた現代の私たちですが、引き換えに心を失い、命は軽視されるばかりです。この混迷の現代においてこそ、苦しみの衆生を誰一人として漏らさず必ず救うという大乗仏教の至極と称えられるこの教えがまさに求められているのでしょう。

願海寺では、毎月の勉強会を開催したり、また、地域の子どもたちに向けて子ども食堂を開くなど、誰もが集えるお寺を目指して歩んでいます。

お念仏を喜び、この命を精一杯に生き抜いていける、その道を皆様と共に歩んでいきたいと念じております。

合掌

南無阿弥陀仏

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